〜編集後記〜


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あめふらしデス、こんな所にまで来てくれるなんて、なんていい人!

まず最初に、このたび「 a light snow fall in spring 」
邦題「春の淡雪」〜その名前をいつか囁く〜と、「人魚の宰相」という
二つのこの作品を書くにあたり、いつも友人以前に「読み手」として、

とても率直に意見や感想を言ってくれた
マイミクのjadeiteサンに、感謝を込めて「ありがとう」を伝えたいです。
この方の意見がなければこの形での結末は無かったと思うのです。
スタッフと呼ぶのは違うけど、そう呼びたいくらい助けて頂きました。

jadeiteサンの的確な指摘で、自分だけでは削ぎ落としきれてなかった
細部の「独りよがり」までスッキリ落とせたような気がしています。

特に、人魚の宰相「ナイトメア」の場面や、他にもUPの時点で
修正したもろもろの箇所、自分でも今の形に出来た事 心より嬉しく思います。

これからも宜しくお願いします☆

さて、「 a light snow fall in spring 」は、最終的に
ペーターの甘さを強調した内容になりましたが、
出来上がった当初は、もう少し彼の怖い面もありました。

アリスから、姉の名前を聞いたら、ペーターはどんな反応をするかな?
と考えた時に、私は当初「怒る」とか「敵意を顕著に表す」だと考えました。

だけど「悲しむ」という反応の案を貰った時は、目から鱗でしたね。
実際 書いてみたら、アリスを誰よりも愛しているペーターが強調されて、
確かに これも彼の持つ一面のひとつだよなぁと自分ではかなり納得でした。


そして「人魚の宰相」について、

何か物語を書く時、私は必ずそのキャラに似合う
何らかのテーマを元に展開の骨組みを考えています。

この「人魚の宰相」では、まず、ペーターの「中身の無い愛の言葉」の
「中身を作る」ということを大きな座標のような目標にして、

テーマ1「言葉を使わないからこそ伝わること」

テーマ3「自分についた嘘と、他人ついた嘘」

テーマ4「自分が 自分を裏切る、人間の恋について」

テーマ5「言葉にしないことの意味A面とP面」

と、自分の中で以上のようなテーマを考え、
それに沿って 展開とその内容を順に考えていきました。

やっとここまで来た感じです。

制作期間は 約3ヶ月ほどでしたが、
一人でも多くの人に理解して頂けたらと願って書きました。

どうか楽しんで頂けますように…

心を込めて


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